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一歩塾 塾長のブログです。
私が、育てをする上でもっとも大切だと思っていることは、子どもの自尊感情を育てることです。これをもっと簡単にいうと「自分のことを好きだと思えること」「自分のことを信じることができる」ということです。これが身についていると、大人になってちょっと難しいことがあったり、イヤなことがあっても、そこから逃げずに取り組んでいくことができます。そして、この力を身につけられるかどうかはご家庭の力が何より大きいのです。
このことに関して、今回は『子どものための一生折れない自信のつくり方』(青木仁志著)という本を紹介しながら、このことについて考えてみたいと思います。多くの親は、子供の成長を願うあまりに、あれこれと口を出し、子どもに「わからせよう」とする。言い聞かせたり、叱ったり、時には罰を与えたり・・・(私もこうやって書いていながら、わが子にはなかなかできていないと反省しています)
でもこれらのことは、子どもに「あなたはできないのだから、いうことを聞きなさい!」というメッセージとして伝わっています。(=自尊感情を奪う関わり)
そうして、子どもは親や先生に怒られるから、宿題をする、遅刻をしないようにする・・・ようになっていきます。そうやって育った子どもは、自分の意思で行動することがだんだんとなくなって、「考える力」も「自信」も身につきません。この本では、親ができることは、「子どもが自ら考え、粘り強く取り組み、達成するために背中を押し続けることだけ」だと言っています。以下に、いくつか気になったことをまとめました。
子どもにとって、家庭は心が癒される。素のままの自分でいられる。恐れや不安を感じない安全基地のような場所であることが、子どもの自信形成にはとても大切。外に行く、大人になると嫌でも評価される。だから、家ではそれをする必要はない。
そういう時には、親が子どもを拒否していないこと、言い争ったり、傷つけたいわけではないことを伝える。
さらに詳しく知りたい方は、ぜひ本書を読んでみて下さい。おススメの1冊です。